

じゃあ、過去の所得を「間違えていました、実際にはもっとありました」と税務署に申請し直すことで、住宅ローンを借りやすくするなんていう裏ワザ的な手段はとれないのか、と言うとできないことはありません。
「修正申告」という方法があります。
(※住宅ローンを通すために修正申告するのは認められていませんし、おすすめしているわけではありません。)
修正申告とは?
修正申告という名前の通り、確定申告で申告者が、申告していた税額が実際より少なかった場合に、それを修正して申告し直すことです。
税務調査が入った場合なんかに、税務署から指摘されて行う場合が多いのですが、本来の税金意外に過少申告加算税というものが課されてしまいます。
修正の請求ができるのは、原則として法定申告期限から5年以内とされています。

住宅ローンのために修正申告するのはおすすめしません
知り合いの不動産屋さんに聞いた話では、実際に、住宅ローンのために修正申告をしちゃう人は、けっこう存在するそうです。
自営業者の住宅ローン審査の裏ワザとして語り継がれるわけです。自分自身、「どうしても今ローンを通すんなら、修正申告も最終手段としてはある」と教わりました。
が、おすすめできません。
そもそも、正しい修正申告は認められていますが、住宅ローンの審査の為に所得をイジるというのは、当然認められていることではありません。
修正申告したのに住宅ローンが通らなかったら・・・


所得が大幅に増えるいうことは、所得税・住民税・消費税はもちろん、保険料、保育料などなども増えます。(普通に仕事を頑張って所得を増やしてもつきまとってくることですけどね…。)
修正申告をしたところで、住宅ローン審査は通るかどうかは分かりません。修正申告したのに、住宅ローンには通らなかったら、なんのこっちゃ分かりませんよね。

▼自営業・個人事業者の住宅ローンについてはこちらの記事でまとめています。
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個人事業主・自営業者が住宅ローン審査を通すためのポイントと対策
自分は、フリーランスでWEB関連の仕事をしてる、いわゆる個人事業・自営業です。自宅を購入する際には、住宅ローンの審査を通すのになかなか苦労しました。 「自営業だから無理!」なんて完全否定されることはな ...