住宅ローンの組み方いろいろ

新築分譲マンションの購入の流れや手順|マンション取得スケジュール

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新築マンションを購入する場合の流れについて説明できる?
え〜っと…。一軒家派なので、あまり分かってないけど、一戸建ての場合とは違うの?

出来たばかりの新しいマンションに住むことができる「新築分譲マンション」。

立地がいい場所に建てられる条件のいいマンションは、競争率が高いこともあります。

だいたいの流れを把握しておいて、計画的にスムーズに行動できるように、新築分譲マンションの購入の手順やスケジュールをおさえておきましょう。



 

希望の条件をまとめる

「通勤・通学のために駅の近くがいい!(住みたい地域や利便性)」

「広さや間取りはどんな感じ?」

「共用施設が充実しているか、駐車場は100%か、セキュリティは?」

「耐震性や遮音性はどう?」

「細かい設備はどんな感じ?オール電化がいい!」

などなど、物件に対する希望はいくらでもあると思います。

実際に購入資金を概算してみたり、物件を探し出す前に、家族全体の希望する条件をリストアップしてしっかりとまとめ、ベストなものを見つけられるように計画しましょう。

自分だけの希望だけでなく、家族ともしっかり話し合う必要があります。

100%みんなの希望を満たすのは、「注文住宅」でも難しいことです。妥協できるもの・できないもの、優先順位をつけて納得できる条件をまとめましょう。

この段階では、あまり絞り込み過ぎずに広い範囲で考えておく方がいいと思います。

 

資金計画(購入予算を概算)

だいたいの希望条件が決まったら、さっそく物件探しに移りたくなりますが、早めから予算の目安についても目処をつけておくようにしましょう。

自己資金がどのくらい用意できるのか、住宅ローンの毎月の返済額はどのくらいなら負担がないかなど、現在の状況だけではなく、将来のことも見据えて計画するのが大切です。

物件の価格以外に諸費用が3〜5%ほどかかってくるというのも頭にいれておきましょう。

住宅ローンは、借入額を少なくできれば、その分利息が少なくなるので、自己資金から、無理をしない程度に「頭金」を入れて返済負担を減らすのも大切です。

 

物件探し

インターネットや不動産会社の情報などから情報を集めていきましょう。

希望条件から探していくと思いますが、少し広い範囲で情報を収集して、気になる物件をピックアップして、立地・価格・間取り・管理費など比較・検討しましょう。

新築マンションを購入するような世代の人たちなら、やはり「インターネットでの物件探し」が手軽で便利でしょうか
チラシや情報誌なども、ネットで自分で検索するのでは、たどりつかなかった物件・見えてこなかった部分が見つかる場合もあるので、両方をうまく活用してみましょう。

無料資料請求も積極的に行って比較してみましょう。

 

モデルルーム見学

写真や間取り図ではつかみきれないもの。物件の候補が絞れてきたら「モデルルーム見学」で確認を。予約が必要な場合がほとんどなので気をつけましょう。

いくつかの物件を見て回ることで、比較できるようになって、物件ごとのメリット・デメリットも見えてきます。

完成前の物件の場合は、現地ではなく近所でモデルルームが公開されている場合も多いので、その場合は自分で足を運んで、周辺の環境についてもしっかり確認しておくのも大切です。

時間帯を変えて下見しておくのもおすすめです。
しっかりと比較して家族との話し合って物件を決めましょう。資金計画も本格的に進めていきます。



 

購入申し込み

購入物件が決まったら、申込書に署名・捺印をし、物件購入の申し込みをします。

新築分譲マンションの場合は、

申し込み順の「先着順

期間中に希望者を募って、複数となった場合に抽選で決める「登録抽選方式

で申し込みを受け付ける場合が多くなります。

どちらにしても、買おうと思った場合は早めに申し込みをするようにしましょう。

申し込みの時に、「申込証拠金」が必要となる場合もあります。

契約に至らなかった場合には、申込証拠金がどう取り扱われるのか、しっかりと確認するようにしましょう。

 

住宅ローン仮審査(事前審査)

計画通りの借入が可能かどうかを判断しておくために、住宅ローンについても早めに動いておくのがおすすめです。

まずは「仮審査(事前審査)」を受けましょう。

新築分譲マンションの場合は、「提携ローン」で進められる場合もありますが、可能な場合は、もっとお得な住宅ローンはないか探して、自分で選んだ住宅ローンでも可能かどうか確認しておきましょう。

提携ローンは手続きが楽で手間なく進めやすいですが、ローンの条件がもっといいものもある場合があります。
住宅ローンの申込から借入までの流れ・スケジュールをしっかりと確認しよう!

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物件の売買契約

物件についての大切な事項を説明される「重要事項説明」を受けて問題がなければ、「売買契約」を行います。

重要事項説明では、「重要事項説明書」が手渡されて、宅地建物取引主任者により、物件のことや売買契約のことなどの内容について説明されます。

売買契約時には、物件価格の10%が目安の「手付金(契約金)」を支払うのが一般的。

重要事項説明書も売買契約書も内容をしっかり確認して、分からないことは、しっかり説明してもらって納得してから進めるようにしましょう。
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住宅ローン本申込・本審査・契約

住宅ローンを正式に申し込み「本審査」が行われます。審査には1〜2週間ほどかかります。

審査に通ると、融資条件が決まって、正式に住宅ローン契約(「金銭消費貸借契約」)となります。同時に「抵当権設定」も行われるのが一般的です。

金銭消費貸借契約書には借入金額や返済期間などの条件が書かれているので、しっかりと確認して締結するようにしましょう。



 

入居説明会(手続会)・内覧会

入居するための手続きなど大切な事項の説明が行われる「入居説明会」。引き渡し日の数ヶ月前に行われます。

費用の支払いや登記の手続き、引っ越しについて、駐車場や管理についてなどの詳しい説明を受けます。

この頃から入居に向けた本格的な動きが始まります。

建物が出来上がったら実際に家の中を見ることができる「内覧会」も行われます。

うれしくて舞い上がってしまいそうですが、図面通りに仕上がっているか、不具合はないかなど、冷静にしっかりとチェックしておく必要があります。

売り主が立ち会って行われる場合もありますが、大規模なマンションでは、誰も立ち会わない場合もあります。

カーテンやカーペットのための採寸もこの時に行っておくのがおすすめです。

 

残金決済・引き渡し

とうとう引き渡しとなりますが、その前にまだ支払っていない残代金を支払います(「残金決済」)。

住宅ローンの場合は「融資実行」となり、金融機関から不動産業者へ直接銀行振込で入金されるのが一般的です。

火災保険や登記費用などその他の諸費用に関しては、それぞれ別の振込先となることも多いのでしっかり確認しておきましょう。

残金決済が行われると、司法書士による「所有権の移転登記」も行われます。

やっと鍵の引き渡しも行われて、自分の家として入居できるようになります。設備の取扱説明書も大量に受け取ることになります。

 

引っ越し・入居

引っ越しまでにも、今までお世話になった近所の人、新居でこれからお世話になる人への挨拶まわり、住んでいた場所の解約手続き、公共料金などの移転手続きや保険などの住所変更など、しておくべきことがあります。

引っ越しは2月〜4月の繁忙期と重なってしまうと、希望日に引っ越しできないという可能性も。

早めに動いてスムーズに、複数の業者から見積もりを取っておいて、お得に引っ越しできるようにしましょう。

入居後も住民票の移動や住所変更の届出など、やることはまだまだありますし、新生活に慣れるまでは、時間がかかることもありますが、少しずつ確実に慣れていきましょう。

 

新築分譲マンションの購入の流れについて まとめ

新築分譲マンション購入の流れや手順・スケジュールについて確認してみました。

希望条件をまとめる > 資金計画 > 物件探し > モデルルーム見学 > 購入申し込み > 住宅ローン仮審査 > 物件の売買契約 > 住宅ローン本申込 > 入居説明会・内覧会 > 残金決済・引き渡し > 引っ越し・入居

書き上げてみると、やることっていっぱいあるな…。
絶対にこの通りに進める必要はありませんし、状況によって変わってくるので、ひとつの例として参考にしてみてください。

 

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