住宅ローンの組み方いろいろ

中古物件リノベーション・リフォーム費用は住宅ローンに組み込める?

更新日:

新築だけが「一戸建てを購入する」ということではありません。最近では中古住宅を購入するという人が多くなっています。

立地条件もよくて敷地が広いし部屋数も多いのに、新築と比べると1,000万円以上安くなるなんていう場合もあります。

中古物件を購入する場合、住宅ローンは利用できるのかな…?

新築で家を建てる、建売住宅を購入するという場合、住宅ローンを組むというのは誰でもイメージできますが、中古物件を購入するというときは、住宅ローンは組めるのかどうか、不安に感じる人も多いと思います。

「中古住宅には新築とは別の住宅ローンプランがあるの?」と思ってしまう人も多いかと思いますが、中古であっても新築と同じローンを利用することができます

中古物件を購入する場合の住宅ローンについての注意点や、リノベーション・リフォーム費用を住宅ローンに組み込む場合の注意点などについて見てきます。

 

借入金額・借入期間が制限される可能性

中古物件の性質上、物件の「担保評価」によって、借入金額」が制限されてしまう可能性があるようです。

また、「借入期間」についてですが、これも中古物件の性質上、建物の耐久性も考慮されるので、借入期間も短くされてしまう可能性があります。

想定していた期間よりも短い期間でしか借りることができなくて、家計の大きな負担となってしまうことも考えられるので注意が必要です。



 

中古物件を住宅ローンで購入する場合は早めに動く

住宅ローンは、実際に借りられるまでに1ヶ月くらいはかかってきます。

新築ならば、家の引き渡しまでに数ヶ月以上の時間がかかるので、じっくりと比較検討してローンを決める余裕があります、これが中古物件の場合ならそういうわけにはいきません。

物件はすでにあるので、購入を申し込んでしまうと引き渡しまではすぐなので、住宅ローンのことをあれこれ考える時間の余裕がない可能性があります。

中古住宅を購入しようと思っている場合は、早めに住宅ローンの手続きも進める必要があります。

 

フラット35を利用する場合は「適合証明書」が必要

自営業の皆さんにも人気の「フラット35」を中古物件に利用する場合には、建物が「住宅金融支援機構」の定める技術基準に適合していなければいけません。

そのために、申請して「適合証明書」というものを交付してもらう必要があります。これにも時間がかかるので頭に入れておきましょう。

フラット35を利用する場合には「適合証明書」が必要(新築も中古も)

フラット35は、中古物件を購入する場合の住宅ローンとしても利用することができるのですが、フラット35は建物が住宅金融支援機構が定める技術基準に適合していないといけません。 そのために「適合証明書」とい ...

続きを見る

 

リフォームが必要なら住宅ローンと一緒に

中古住宅を選ぶ場合は、購入後にリフォームをしてきれいな状態にするケースが多いと思います。

専用の「リフォームローン」も存在しているので、それを利用するのもひとつです。無担保で審査も緩くて、すぐに借りることができます。

ただし、住宅ローンに比べると金利は高く、借入可能金額は少なく、借入期間も短く設定されています。

できれば、住宅ローンとして借入れした方がお得で、借入期間も長くすることができます。

金額的にも大掛かりなリフォームもできるようになるので、リフォームが必要な場合には、住宅ローンと一緒に申し込むのがおすすめです。

そのまま住むという人もいますが、今の主流は、購入と同時にリフォームして自分オリジナルの家に作りかえ、新築・中古・リフォームのそれぞれの長所を兼ねる「リノベーション」です。



 

購入と同時に中古住宅をリノベーション

中古物件を購入することで新築購入より安く住んで、浮いた費用で自分の好きな家にリフォームして作り替える。今では、住宅購入のひとつの方法としてどんどん地位を築いています。

中古住宅の中でも安いものになると、築年数が経っているものも多くあります。

物件によっては、お風呂やトイレ、キッチンなどの設備が古いものだったり、耐震基準を満たしていないものだったことで、リフォームをするつもりは無かったけど、どうしても修繕が必要が出てくる場合もあります。

 

リフォームをしておいた方がいい場合

最近は、すでにリフォームやリノベーション済みの中古住宅が売られている場合もありますが、希望の地域で、値段で、などと求めていくとなかなか理想のものと出会えません。

中古住宅を購入した場合、とりあえずはそのまま住もうと思っていても、屋根や外壁といった大掛かりな修繕が必要となる物件もあります。

トイレやお風呂、キッチン、ガス給湯器などの設備は、新しいものなら省エネ設計となっていて、水道代やガス代の節約に繋がり、交換する方がお得になるという場合もあります。

当然、住んだはいいけど、設備が壊れてしまって買い替えないといけないことも出てきます。

こういうものを合わせいくと、結局大きな出費となってしまい、購入時にリフォーム用のローンを組んでリフォームしておいた方がよかった、ということになりかねません。



 

リフォームローンとは?特徴を見てみます

中古住宅を購入する場合、住宅ローンを組むのが一般的ですが、リフォームにかかる費用も安いものではありません。

一括で払える場合はいいですが、リフォームにもローンを組むという人も多くいます。

リフォームローンは、「借入期間が最長で10年くらい、借入金額も1,000万円程度で担保の必要なし」というものが多いです。

審査も早く済むし、住宅ローンに比べると気軽に申し込むことができますが、金利は高めとなっています。リフォームの範囲が定められていて、金融機関によっても異なります。

審査は、住宅ローンの審査と同じように、「借入時年齢」「完済時年齢」「返済負担率」「担保評価」「勤続年数」「健康状態」「年収」などがみられるようですが、一般的には審査は住宅ローンよりも緩いと言われています。

住宅ローン審査に通過できるならリフォームローンも問題なく組めると言われます。

 

リフォームローンは住宅ローンに組み込める!

中古物件を買ってリフォームするという場合、以前では住宅ローンとリフォームローンを別々に申し込むのが一般的となっていました。
住宅ローンとリフォームローンの「2重のローン」になってしまっていたいうことか・・・。

今では、中古物件の人気が高くなってきたこともあって、「住宅購入の費用」と「リフォーム工事の費用」をまとめて借りることができるローンも登場しています。

1つにまとめてもらえると、面倒な手続きも1回で済むし、2重のローンを返済していく負担も減るし、ありがたいことですよね。

また、住宅ローンにリフォームローンを組み込むことで、金利が低くできます。

リフォームローンは住宅ローンよりも金利は高めなので、これを抑える事ができるというのは、返済総額を減らすこともできるし、かなり有利です。

 

中古物件をリノベーションして住むなら住宅ローンでリフォーム

一般的には、住宅ローンとリフォームローンは別で、中古住宅を購入してリノベーションする場合に、両方のローンを組まなければいけないと思っている人が多くいます。

リフォームの費用が、金利の低い住宅ローンで支払うことができるのなら、今まで新築でしか考えていなかった人も中古物件を選択肢に入れることができ、マイホーム選びの幅が広がります。

中古物件をリノベーションする場合は、住宅ローンにリフォーム費用を組み込んで、1つのローンでまとめて支払う方が、金利も安くて返済も楽になります。

 

公式ツイッター:

スポンサーリンク





-住宅ローンの組み方いろいろ

Copyright© おすすめ住宅ローンまとめ|金利と特徴から比較【新規も借換も】 , 2023 All Rights Reserved.