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住宅ローンの金銭消費貸借契約とは?内容や注意点、必要書類などについて

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金銭消費貸借契約ってなんぞや?文字からして分かりにくい雰囲気が伝わってくるけど…
金銭消費貸借契約は住宅ローンに絶対必要となることのひとつ。略して「きんしょう契約」と呼ばれることが多いね。

住宅ローンの手続きの手順で言えば、「本審査」に通過した後に行う、正式な住宅ローンの契約となります。

参考記事 住宅ローンの申込から借入までの流れ・スケジュールをしっかりと確認しよう!

金銭消費貸借契約とはどういうものなのか、どんな内容なのか、契約をかわす時に注意することや必要となるものなどについて見ていきます。



 

金銭消費貸借契約とは?

金銭消費貸借契約(きんせんしょうひたいしゃくけいやく)とは、住宅ローンに限らず金融機関からお金を借りる場合には、必ず取り交わされる契約です。

省略されて「金消(きんしょう)契約」と呼ばれたりします。

もっと分かりやすく言うと「ローンの契約」のことを意味します。

「消費貸借契約」という言葉もあり、これは、借りたものは消費するものであるという前提で、それと同じ数量を返却することを約束して、何かを借りる契約のことで、その中でも、金銭の貸し借りの場合を「金銭消費貸借契約」といいます。

金銭を使う(消費)ために貸し借りする契約」ということです。

事前審査(仮審査)・本審査に通った後、最終的な契約として行われます。本審査に通ったといっても、この契約をしないとお金は貸してもらえません。

金銭消費貸借契約をかわすことで、正式に融資の手続きが完了するということになります。

 

金銭消費貸借契約書には、どんなことが書かれているの?

金銭消費貸借契約書には、借り主と借り主、借り入れ金額、返済期間、返済日、返済方法、利率、などについて書かれています。

金融機関の方から説明もされますが、しっかりと内容を確認して、「あれ?こんな事言ってたっけ?」「これは確認してなかったけどこれでいいのかな…」と不安や疑問に感じる部分があれば、しっかりと説明してもらって納得できるまで簡単に契約はしないようにしましょう。

一般的に住宅ローンの金銭消費貸借契約書は、2通用意されたり、原本は金融機関が保安して複写をもらえたりする場合もあります。

ちなみに、「すまい給付金」を申請する場合や、「住宅ローン借り換え」時に写しが必要となることがあります。



 

抵当権の設定契約を一緒に行うのが一般的

住宅ローンを借り入れる場合、購入する住宅に対して抵当権を設定して、担保として金融機関に差し入れます。

そのために、抵当権の設定契約を金銭消費貸借契約と一緒に行い、契約書に盛り込まれることも多く、「金銭消費貸借抵当権設定契約」と呼ばれます。

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金銭消費貸借契約に必要なものは?

金銭消費貸借契約は、一般的には金融機関の窓口で契約を取り交わすことが多いので、営業時間に窓口に行く時間を確保しなければいけません。
最近では、営業時間外や土日も対応してくれる金融機関も多いそうですし、ネットバンクの場合は出向く必要がないところもあります。

契約に際して、運転免許証や保険証、住民票、印鑑証明書、物件の「売買契約書」や重要事項説明書、実印・銀行印、収入印紙などが必要になります。

役所で発行してもらったり、不動産会社で用意してもらう必要があるものもありますが、金融機関によって違うこともあると思うので、詳しくは金融機関の方にしっかりと確認してください。

服装を気にする人も多いようですが、自分は別に気にせず普段着(ジーパンにTシャツみたいな)でいきましたよ。それで住宅ローンが却下されることはないでしょうし…。

金銭消費貸借契約が終われば、あとは融資実行となります。融資実行の日取りも、金銭消費貸借契約のときに決めることが多いです。

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