住宅ローン借り換えや返済計画

住宅ローン借り換えの審査基準や条件、気をつけておくべき注意点

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住宅ローン借り換え 審査基準

住宅ローン借り換えの際にも、当然審査はあります。

住宅ローンを見直す事でお得になりそうなんだけど審査に通るかな?

一度新規で通ってるし借り換えも当然審査はクリアできるでしょ!

えっ?借り換えでも審査あるの!?

など、借り換えの審査に対する考え方はさまざまだと思います。

では、住宅ローンを新規で借り入れる場合の審査と借り換えのときの審査では基準や条件は違うんでしょうか。

また、新規で借り入れた後に借り換えを考え出したときに気をつけておくべき注意点についても詳しく見ていきます。



 

住宅ローン借り換え時の審査基準

一度審査は経験しているから2回目以降は余裕で通るとは言い切れません!

新規で借り入れた際に一度審査に通ったことがあるといっても、借り換えのときの審査に通るとは限りません。

住宅ローン新規借入時と同様に、収入や年齢、勤続年数や就業形態、返済負担率、他のローンの借入、信用情報などが基準として見られることになります。

関連記事 住宅ローンの審査基準まとめ|融資可能かどうかを判断されるポイントや項目

新規で住宅ローンを借り入れた時とは自分をとりまく状況が変わっていることも多くなります。

そのことから、借り換えを予定しているなら気をつけておくべき点もあります。

新規でも借り換えであっても、住宅ローン審査は落ちるときは落ちます。
これまでに払ってきた分があるから借入額は減るはず。だけど落ちることがあるのはなぜなんだろう?

 

【落ちるかも!?】借入時の審査について注意点

ポイント

借り換え時の審査で落ちてしまうかもしれない基準と、注意しておくべき点について見ていきます。

 

転職した・勤続年数が浅い

これは想像しやすいことですが、転職したことで勤続年数が短くなってしまう場合にはマイナス要素となってきます。

転職していなくても、会社の経営状況の悪化などで収入が減ってしまっていると、審査に通らない可能性が高くなります。

また、夫婦で収入を合算して借入していて、現在は奥さんは働いていなくて旦那さん一人の収入で審査を受けなければいけない状況というのも厳しくなります。

 

滞納はNG!特に住宅ローンは少しの滞納でも大きなマイナスに!?

お金を借りる場合、信用情報は絶対に関わってきます。

新規でもそうですが、「滞納」があるのは厳しくなります。

数日遅れてしまったなどの場合では大きな問題にならない事が多いですが、大きく遅れてしまうと、延滞した事が個人信用情報にしっかり残されてしまいます。

関連記事 個人信用情報は何年間残されている?ブラックリストが消える期間とは

またこれまで返済してきた住宅ローンの滞納は、長い期間におよぶものではなくても審査に影響してくる可能性があります。

借り換えの審査においては、住宅ローンが正常に返済されているかどうかが見られます。期間については、1年分の返済状況を見るところが多いと言われています。

借り換え時には、これまでの返済口座の通帳の提出が必要としているところも多く、それを見れば、住宅ローンの返済状況はすぐに分かります。

 

自動車ローンや教育ローンなど他の借入が増えた

新規借入時にはなかった、住宅ローン以外の借入が増えていると、不利になります。

住宅を購入・建築した後に、よく借り入れられるものといえば考えられるのは、自動車ローンや教育ローンでしょうか。

返済負担率から借入可能額を算出する際には、他のローンの借入も含んで考えられるので、希望借入額に届かないことも考えられます。

他にも、事業者ローンやカードローン・消費者金融の借入なども同じくです。

特に、カードローンや消費者金融の借入が頻繁にある場合は、いい印象を持ってもらえません。資金の用途がはっきりしないからです。

現在も借入がある場合は、完済してしまうなど対応しておきましょう。

関連記事 消費者金融やカードローンで借り入れがある場合は住宅ローンに通れない?

 

クレジットカードのキャッシング枠を引き上げている

新規で住宅ローンを借り入れた後、キャッシング枠を引き上げて(限度額を増やして)いる場合、審査に悪影響となる場合があります。

クレジットカードのキャッシング枠は、実際に利用していなくても借入としてみられる場合もあります。

軽い気持ちでキャッシング枠を引き上げていたことで、悪影響となってしまう可能性が出てきます。

使っていないキャッシング枠付きクレジットカードは枠を失くす、必要ない物は解約するなど対応しましょう。

関連記事 使い方に注意!クレジットカードが住宅ローン審査に与える影響とは?

 

物件の担保評価額はどんどん下がっている

物件の担保評価額が大きく下がってしまっているかも

新規で住宅ローンを組んで新築を購入・建てたときは、物件の状態が最高にいい状態ですが、そこから物件の担保価値はどんどん下がっていきます

担保評価額は、借入限度額に直結する基準なので、審査においてとても重要なものです。

すでに中古物件となってしまっている現在の持ち家の担保価値は、「借り換え前のローン残高=借り換え先の融資額」という式に当てはまらない可能性もでてきます。

その分、担保価値についてはゆるく見てくれて、他の審査基準を厳しくしているという話もあります。

 

健康状態が悪くなっていると団信に加入できないかも

銀行ローンの場合は借り換えであっても団信は必須です

新規で借り入れた時に比べると、年もとっていますし健康状態が悪化しているということも考えられます。

健康上の理由で団信に加入できないことで借りられない可能性も出てきます。

また、年齢によって疾病保障などの特約付団信に加入できないことも考えられます。

団信の加入条件などについては「団体信用生命保険(団信)とは|住宅ローンに必須?加入条件は?特約付きも」の記事に書いています。

 

住宅ローン借り換え時の審査・注意点 まとめ

基本的には新規借入時と同様に、収入や年齢、勤続年数や就業形態、返済負担率、他のローンの借入、信用情報などが基準として見られることになります。

自分の状況によっては以下のような点で不利となることが考えられます。

  • 転職した・勤続年数が浅い
  • 滞納はNG!特に住宅ローンは少しの滞納でも大きなマイナスに
  • 自動車ローンや教育ローンなど他の借入が増えた
  • クレジットカードのキャッシング枠を引き上げている
  • 物件の担保評価額はどんどん下がっている
  • 健康状態が悪くなっていると団信に加入できないかも

借り換えは、「どうしても通したい」という新規の借入とは違って、複数の金融機関に申し込みをしやすくなります。

その分の手間はかかりますが、早めから動いておけば時間にも余裕があるので、条件がいいけど審査は厳しめのネット銀行や都市銀行、地域密着の地方銀行や信用金庫など、借り換えのメリットがありそうなら、いろんな銀行にあたることもできます。

「手間がかかるのは面倒くさい」「なかなか動ける時間がない」という人は、無料の一括審査サービスを利用したり、自分の代わりにプロが住宅ローンを見直してくれるものもあるので有効活用しましょう。

 

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