国内に数ある住宅ローンの中からお得なものを選ぶ指標として、各金融機関が公表している「金利」を比べて比較するのが普通です。



住宅ローンの「表面金利」と「実質金利」とはどういうものなのか、詳しく見ていきます。
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表面金利とは

借入時に適用される金利で、一定の条件で優遇される「優遇金利」の場合もあります。
まあ、これ以上の説明の必要も無く、表面上の金利というわけです。
ただ、この表面金利の数値だけで判断してしまうと、本当にお得な住宅ローンかどうか見誤ってしまう可能性があるのです。
住宅ローンの諸費用はさまざま

分かりやすく極端な例で見ると(【住宅金融支援機構の返済プラン比較シュミレーション】使用)
【プラン1】表面金利では「0.9%」となっているが、「融資手数料」が「定率 融資額×2.16%」となっているもの
【プラン2】表面金利では「1%」となっているが、「融資手数虜」が「定額 4万円」となっているもの
(3,000万円借入、期間35年、全期間固定、元利均等、保証料・団信保険料は考えないもの、という同じ条件)
で比較してみると
表面金利で見ると低くてお得に見えても、その分、諸費用を高く設定していると、結局同じくらいだったり、損してしまうこともあるということです。




実質金利(APR)とは

保証料や手数料、団体信用生命保険料などを考慮して算出される実質的なコストを示す指標です。APRとは、Annual Percentage Rate(年換算利回り)の略。
アメリカでは、一般的に使われていて、住宅金融支援機構も実質金利の利用をすすめていたりします。
実際は自分で計算するのは大変なことなので、上の例で利用した【住宅金融支援機構の返済プラン比較シュミレーション】を利用すれば、正確な数字が計算できます。

表面金利だけで比較してしまわずに、実質金利も頭に入れた上で、本当にお得な住宅ローンを選ぶようにしましょう。
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