

自営業の住宅ローンで、自分の年収でいくと、いくらまで借りれるものなのか。住宅を購入する予定がない人でも、興味はあるでしょう。
当然ですが、住宅ローンは、借りたい金額を言えば「どうぞ」と貸してもらえるわけではありません。
しっかりと返済を続けられるであろう人に、返済できるであろう金額を貸してくれるのです。
欲しい建売物件があったり、建てたい注文住宅の具体的な理想像があったとしても、そのために必要な金額の住宅ローンが組めなければ、夢を見るだけで終わってしまうこともあります。

年収からいくらまで借りることができるのかシュミレーションしてみる
借入可能額を算出できる計算式もあるのですが、手っ取り早くここでは「フラット35」の借り入れシュミレーションの「現在の年収から借入可能額を調べる」を利用して試算してみます。
登録不要で、知りたい内容に応じていつでも借り入れシュミレーションができる無料サービスです。
実は、住宅ローンの審査において利用されている「審査金利」というものは、実際の金利よりも高く設定されているのが一般的です。
審査金利は、3.0〜4.0%が相場とも言われているので、金利は「4.0%」で設定してみます。

返済期間は「35年」、返済方法は「元利均等」他の借り入れは無いものとしています。
年収 100万円 ▶ 借入可能額 約564万円
年収 200万円 ▶ 借入可能額 約1,129万円
年収 300万円 ▶ 借入可能額 約1,693万円
年収 400万円 ▶ 借入可能額 約2,634万円
年収 500万円 ▶ 借入可能額 約3,293万円
年収 600万円 ▶ 借入可能額 約3,952万円
という結果になりました。

自営業・個人事業の場合は「所得」で審査される
年収からいくら借りられるのかという観点で進めてきましたが、自営業・個人事業の人の場合は確定申告書の「所得」から審査されるので注意しましょう。
他の借り入れがある場合
自動車ローン、事業者ローン、カードローンなど他に借り入れがある場合は、その分借入可能額は少なくなってしまいます。
住宅ローンを通したい場合には、他の借入は整理しておくのが大事です。
無理な借入金設定はやめましょう
これだけ借りれるならと、返済負担率(年収に対する年間返済額の割合)基準の上限まで借りてしまうと、負担はかなり大きくなってしまいます。
将来的に、子どもの教育費などもかかってくることを考えると、長期間の返済はつらくなってしまいます。
無理なく返済できる金額を見定めて、そこから借入額を決めるようにするのが大切だと思います。
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