フラット35は、2012年に甘い審査が行われているとして、住宅金融支援機構に金融機関の指導が求められたことがあります。
フラット35は審査が甘いというイメージがあるのは、この件も関係しているのかもしれません。

金融機関はリスクを負わない

審査は提携金融機関が行っていたのですが、「住宅金融支援機構」がローン債権を買い取るというフラット35の仕組みのために、詐欺があっても、金融機関に被害は発生しないのです。
このように、「金融機関が信用リスクを負わないことが一部の甘い審査に繋がっている可能性がある」と指摘されました。
住宅金融支援機構が示した審査手法を実施しない機関も
住宅金融支援機構は、審査について、勤務先の在籍確認・収入を証明する書類・申請書類のチェック方法など具体的な手法をあげて、金融機関に実施するよう要請しているが、検査院が調べた39機関では、審査手法を実施していたのは、項目ごとで、1〜2割だったとか。
「信用情報機関」への照会も行われていない金融機関もあったそう。

審査が甘いフラット35が厳しく

もちろん「甘い」と言われていたフラット35は、審査を強化される運びになりました。

審査が厳しくなったからといっても、融資の条件は公表されていますし、問題なく借りることができますし、おすすめの住宅ローンです。
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