保険や税金

団体信用生命保険に加入できない場合は住宅ローンは組めないの?

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団体信用生命保険(団信)は、一般的な金融機関の住宅ローンでは、加入が必須となっていることが多いです。

おさらいとして書いておくと、団体信用生命保険は、住宅ローンを契約した人が、死亡または高度の障害をもってしまった場合などに、本人に代わって返済するための生命保険。

住宅ローンで資金を借りる側としては、自分に万が一のことがあったら、返済ができなくなって、家族は家を手放さないといけない、それを防ぐための保険と考えられます。

それに対して、資金を貸す側にとっても、資金が返済してもらえないリスクを防ぐための保険、という一面があるんですよね。

返してもらえなかったら、銀行だって困りますからね。

そのことから、加入が必須となっている場合が多いんだと思いますが、この団体信用保険に加入できない場合は、住宅ローンを組むことはできないのかと言うと、そういうわけでもないのです。

健康上などの理由で、団体信用生命保険に加入できない場合の住宅ローンの組み方について見ていきます。



 

ワイド団信なら加入できる可能性がある

生命保険には「引受緩和型」という、加入条件が緩和されたものがありますよね。

団体信用生命保険にもそれがあって、これをワイド団信といいます。簡単に言えば、加入しやすくしている団信。

高血圧や糖尿病、肝機能障害などが理由で通常の団信に加入できない場合でも、ワイド団信なら加入できるという場合があるのです。

明確な基準が公表されているわけではないので、申し込む時には加入できるかどうかはハッキリ分かるわけではありません。

 

ワイド団信は、金利が高くなる

ワイド団信は、通常の団新加入の場合に比べると金利が高くなってしまいます。

また、ワイド団信を取り扱っている金融機関は限られているというのも注意する必要があります。

ワイド団信を取り扱っている金融機関は、あまり多くありません…。

金融機関によっては、50歳以上の人は利用できないところもあります。



 

フラット35ならば団信に加入しなくても住宅ローンが組める

フラット35は、団信に加入しなくても組める住宅ローンでした。団信加入は任意でした。

2017年10月に、フラット35の制度変更が行われ、それまで「任意加入」となっていた団信は「原則加入」となって、金利に上乗せされるようになりました。

フラット35は、“基本的には”団信込みの住宅ローンとなったのです。

ただ、「健康上の理由その他の事情で団体信用生命保険に加入しない場合でも【フラット35】は利用できる」という点は変わっていないようです。

新機構団信制度に加入しない(できない)場合の金利は、新機構団信付き【フラット35】の借入金利-0.2%となります。

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団体信用保険に加入しないという選択

団体信用生命保険に加入しないということは、万が一の場合に、残された家族が住宅ローンを返済していかなくてはいけません

他の返済手段を用意できるのであればいいでしょうが、しっかりと考えて計画するようにしましょう。

 

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